はなこ × リサのおしゃべり
好きな人と一緒にいたい。でも、今日はキスまでがいい。
そんな気持ちも、気負わず話せたらいいですよね。

「今日はここまで」って、途中でも言っていいのよね。最初はいいと思っていても、気持ちが変わることはあるし。

もちろんよ。さっきの気持ちに、今の自分を合わせなくてもいいの。

「嫌いになったわけじゃないんだけど」と、説明まで頑張ってしまいそうね。

理由がまとまらなくても、止めていいのよ。「わかったよ」と受け取ってほしいわね。
内閣府も、性的な関係を持つかどうかは自分で決めること、一つの行為への同意が別の行為への同意を意味するわけではないことを案内しています。恋人や夫婦の間でも同じです。
ゆっくりしているときに、話してみる
いざとなると言いづらいことは、落ち着いているときに話しておく方法もあります。夕食のあとや、散歩の途中。「そういえばね」と切り出せそうな時間に。
「途中でも、違うと思ったら止めようね」
「黙っていたらいい、ではなくて、時々気持ちを聞いてほしい」
「断ることと、あなたを嫌いなことは別だよ」
止めたいときの言い方を、二人で知っておく。聞く側も「その言葉が出たら、まず止めよう」と思っていてくれると、話しやすいですよね。
その場では、短い言葉で十分
うまく説明しようとしなくても大丈夫です。「今は止めたい」が伝わる、短い言葉で。
- 「今日はキスまでがいい」
- 「ここから先は、今はしたくない」
- 「少し止まって。気持ちを確かめたい」
- 「さっきはいいと思ったけれど、今は違う」
- 「今日は触れ合って眠りたい」
- 「理由は今うまく話せない。でも、ここで止めたい」
言葉が出にくいときのために、「ストップ」「少し待って」などの合図を決めておくのも一つです。合図を受け取ったら、理由を聞く前に手を止めましょう。
受け取る側の返事は、もっと短くていい
- 「わかった。ここで止めよう」
- 「今は離れたほうがいい? そばにいたほうがいい?」
- 「理由は今話さなくていいよ」
- 「嫌いになったとは思っていないから大丈夫」
「前はよかったのに」と言われたり、不機嫌になられたりすると、次は言い出しにくくなってしまいますよね。今日は今日の気持ちとして、そのまま受け止めてほしいところです。
二人で確認したいこと
- 沈黙や固まった様子を「同意」と決めつけていない:□
- 一つのことへの同意を、その先すべての同意にしていない:□
- 途中で気持ちが変わっても止められる:□
- 眠っている、強く酔っている、怖くて断れない状態を利用しない:□
- 断る側に、納得できる理由の説明を求めない:□
- 止めたあとの距離や触れ方も確認する:□
「今、どうしたい?」と聞いて、迷っているようなら止まる。その気持ちを、そのまま受け止めたいわね。
「ここまで」が尊重されないときは
断っているのに続けられた、怖くて断れなかった、同意のない性的な行為を受けた。そんなときは、何があったかを一人で整理し終えていなくても相談できます。身の危険が迫っている場合は110へ。
- 性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター:全国共通短縮番号 #8891
- 警察の性犯罪被害相談電話:全国共通番号 #8103
相談先や支援内容は、内閣府「性犯罪・性暴力とは」で確認できます。電話が難しい場合は、公式ページにあるほかの相談方法も見てみてください。
感じたふりや達成の圧力を手放して話すことも書いています。うれしいことも、今日は気が進まないことも。どちらも話せるといいですよね。

「今日はここまで」に、「うん、わかった」。そんなふうに話せたら、次に会うときも気が楽ね。

ええ。気持ちを当てっこするより、話せるほうがいいわ。
