フェムケアのいま。商品が増えた時ほど、私が戻るところ

ドラッグストアのフェムケア売り場で、しばらく立ち止まったことがある。棚には、見たことのない言葉がずらりと並んでいた。洗うもの、うるおいを足すもの、温めるもの。選択肢が増えるのは悪いことではない。でも、私の体は急に説明書つきにはならないのだ。

フェムケアという言葉を知った時、少し肩の力が抜けた。これまでなら、体の変化は「年齢のせい」で片づけられがちだったからだ。けれど、商品が増えたからといって、急に何を選べばいいかがわかるわけでもない。

買う前に、自分の調子を見ておく

私は、気になることがあると、まずメモを取るようにしている。いつ気になったのか。何をした日に楽だったのか。数日でおさまるのか。買う前にこれだけ見ておくと、棚の前で急に途方に暮れずにすむ。

01気になる場面いつ、どんな時に気になるのかを書く。
02続く長さ一度きりか、何度も続いているかを確かめる。
03相談先不安が強い時は、商品より先に医療機関へ相談する。

ケアと、受診を分けて考える

肌や体の調子が変わると、つい「何かを塗ればどうにかなる」と思いたくなる。私も、そんなふうに考えたことがある。でも、痛みや出血など気になる症状が続く時は、セルフケアだけで抱え込まないほうがいい。

経済産業省と厚生労働省は、女性の健康に関する情報や支援を公開している。気になることを検索する時ほど、広告だけではなく、公的な情報も一度見るようにしている。派手ではないけれど、そのほうが自分を雑に扱わずにすむ。

フェムケアは、急いで若返るためのものではない。今の体で、少し機嫌よく暮らすためのものだと思う。私はそんな距離で、棚の前に立つことにしている。

参考にした資料

経済産業省:フェムテック等サポートサービス実証事業厚生労働省:女性の健康づくり

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